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アートの「鑑賞」と「購入」の壁を超える、羽田から発信する新たな体験

HANEDA ART EVENT「―アート×茶会の新しい形―」

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ABOUT
  • 概要

    2021年11月、羽田イノベーションシティを舞台に、株式会社HARTi※1と共同で体験型アートイベントを開催しました。コンセプトは、身分を問わず人々が交流した豊臣秀吉の「北野大茶湯」の現代的再解釈。陶芸やガラスなど10名のアーティストによる作品展示に加え、株式会社TeaRoom※2による茶会、アートと自己の繋がりを探るワークショップ、そして来場者限定の記念NFT配布など、アートを「鑑賞」するだけでなく「体感」し、交流するための多彩なプログラムを展開しました。

  • プロジェクト背景

    日本のアート市場には、展覧会に多くの人が足を運ぶ一方で、作品を「購入」する文化が根付いていないという大きな課題があります。実際に、日本人の8割以上はアート作品を購入した経験がありません。この「鑑賞」と「購入」の間に横たわる壁を乗り越えるため、一方的な鑑賞ではない、双方向の体験価値を創出する必要があると考えました。かつて茶会が時代の変革者たちを惹きつけたサロンであったように、多様な人々が集い、交流する現代のサロンとして、このイベントは企画されました。

  • イベントについて

    • 展示空間:会場内には「宙」「音と光」「五大」「へうげ」「華」という5つのテーマを掲げた展示室を設置。10名のアーティストによる陶芸、ガラス、硯、華、映像など、ジャンルを横断した作品群が、来場者を多感覚的なアート体験へと誘いました。
    • アート茶会:TeaRoom代表の岩本涼氏※3が、参加アーティストの器を使い、来場者にお茶を点ててもてなしました。作品に実際に触れて使うことで、その美しさや手触りを深く実感できる貴重な機会となりました。
    • 理念のワークショップ:自身の理念を言語化した上で、アート作品との共通点や相違点を探るワークショップを実施。アートとの対話を通じて、自己を見つめ直す新しい鑑賞体験を提供しました。
    • NFTの活用:来場者には記念NFTを配布し、リアルな体験をデジタルの記録として残すことで、イベント後も続くコミュニティ形成の第一歩としました。

  • イベント概要

    • イベント名:HANEDA ART EVENT ーアート×茶会の新しい形ー
    • 会期:2021年11月21日(日)~23日(火・祝)
    • 会場:羽田イノベーションシティ ZONE E 2F
    • 主催:株式会社丹青社(B-OWND)、株式会社HARTi

※1 株式会社HARTi 「感性が巡る、経済を創る」を企業理念に、アートやNFTを活用した新規事業開発やコンサルティングを行う企業。本イベントではB-OWNDと共に主催を務めました。
※2 株式会社TeaRoom 日本茶の生産から事業プロデュースまで手がけ、茶の湯文化の継承と発展を目指す企業。本イベントでは、参加アーティストの器を用いた特別な茶会をプロデュース。

DETAILS
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