「道具か、アートか」未来の文化を問う、茶会とアートの融合空間
TOOL or ART at 大阪・関西万博
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概要
2025年4月29日から5月5日にかけて、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフエクスペリエンス」に参加しました。B-OWNDがプロデュースしたブースでは、「未来の文化」というテーマに対し、「日本の伝統文化における精神性」を問いと提案として掲げ、茶の湯を軸にした体験とアートの展示が融合した空間を創出しました。
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プロジェクト背景
工芸とアートの境界線はどこにあるのでしょうか。約400~500年前の茶会は、現代で言う珠玉のアートイベントであり、様々な道具や空間を統合した総合芸術として時代を牽引してきました。しかし、機能を備えた工芸は「Craft」と翻訳され、アートとは一線を画されてきました。
この明治時代の万博から続く曖昧な関係性を踏まえ、B-OWNDは現代の万博という舞台で、現代工芸作家による作品は「道具」なのか、「アート」なのかを改めて問うことを本展示の主題としました。 -
展示について
B-OWNDがプロデュースしたブースでは、18名の陶芸家とガラスアーティストによる多彩な作品が並び、ゲームと掛け軸が融合したデジタル掛け軸作品も初披露されました。
会場の中央には茶室が設えられ、株式会社TeaRoomの茶人による呈茶を実施。来場者は、アーティストの作品を鑑賞するだけでなく、実際に手に取り、使うことでその魅力を深く体感できる特別な機会を楽しみました。 -
参加アーティスト
池上創、市川透、今村能章、井上祐希、氏家昂大、奥直子、加藤亮太郎、古賀崇洋、酒井智也、高橋奈己、ノグチミエコ、野田ジャスミン、星野友幸、桝本佳子、松林豊斎、宮下サトシ、山浦陽介、横山玄太郎
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展示概要
• イベント名:2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博フューチャーライフエクスペリエンス
• 会期:2025年4月29日(火)~5月5日(月)
• 会場:大阪・関西万博フューチャーライフヴィレッジ ブースNo.D1,D2
• 連動企画:東京のB-OWND Gallery(阪急メンズ東京)でも、同時期に同じテーマ「TOOL or ART」を掲げ、同じアーティスト18名の作品展を開催しました。